顔相開運向上メイクアップ術を実演 化粧師が伝授
顔は、その人自身が心で感じたことを映し出すスクリーンのようなもの──。
ニューヨーク日系人会・女性実業家の会は、自らを化粧+占い師=「化粧師(けわいし)」と呼ぶAYUMO氏によるデモンストレーション講演会を27日、ニューヨーク日系人会館で開催した。
「自分自身の骨格や顔相を知り、向き合い、足りないところを足していくことで、なりたい自分になれる」という同氏独自の顔相開運向上メイクアップ術に、この日集まった約50人の女性らは、美のヒントを得ようと次々に質問を投げ掛け、感心しきりだった。
同氏の登場からわずか2分で、会場は完全に同氏のペース。パワー全開の大阪弁で、実際にモデルとなった参加者のひとりにメイクを施しながら「これは男を滅ぼす眉!」「頑固でしょ?」「今日からですよー。明日はあかんよー」とダメ出しをし続けるも、包み込んでしまうような愛のある話術と温かなキャラクターに、参加者らはすっかり心を奪われた様子。
顔のゆがみを見つけるスパイダーラインや、顔の比率やバランスを計る画用紙で作られた測定器などのわかりやすいアイデア、目の前でどんどん変わりゆくモデルは、圧巻。「そのラインの描き方、教えてもらえますか?」「1度落ちた顔の肉も、また上がりますか?」とデモンストレーションの途中にいくつもの質問が飛び、終了後も同氏の周りには、質問や感想を伝えようという人たちの輪が、なかなか途切れることはなかった。