1400万人が利用する個人財務管理サイト「ミント・ドット・コム(Mint.com)」の最新調査によると、ニューヨーカーのお金の使い方には、地域によって特色があることが分かった。
市を12の地域に分け、各地域における月々の消費パターンを調べたところ、全ての地域における最大の出費は、家賃だった。だが、それ以外では、消費パターンが大きく異なっている。
例えば、アッパーウエストサイドの住民は、家賃に次いでタクシー代の出費が多く、月平均138ドルを費やすという。ウエストビレッジでは、ブランドものの衣類・装飾品への出費が多く、育児に費やす金額は収入のわずか16%だった。
ウォール街で働く人が多く住むファイナンシャル・ディストリクトでは、エクササイズへの出費が多く、月平均173ドルをジムの会費などに充てている。また、育児には月平均3288ドルを出費。ブルックリン区パークスロープの住民は、収入の6%以上を食料品の購入に費やしているが、イーストビレッジでは4%以下だった。
収入と支出の額は市のほとんどの地域で、全米平均を遥かに上回っている。全米の同サイト利用者の平均収入は4884ドルであるが、これはイーストハーレムの住民の平均収入をわずかに上回る程度。また、全米の平均住宅費は1389ドルだが、これは低所得層が多いブルックリン区イースト・ニューヨークとほぼ同じである。