アップルサイダーで大やけど NJ在住の女性がダンキンを提訴


 ニュージャージー州エセックス郡にあるドーナツチェーン大手ダンキンドーナツのフランチャイズ店舗で購入したアップルサイダーが原因でやけどを負ったとして、同州在住の女性が同店経営者を相手取り、同郡上位裁判所に提訴した。法律情報サイト、ニュージャージー・ロー・ジャーナル・ドットコムが20日、報じた。
 原告のジェニファー・フラゴソさん(24歳)は2012年9月、同郡ベルビルにある店舗でアップルサイダーを購入。車に乗り込んだ際に容器の蓋がゆるみ、中身がフラゴソさんの大腿部にこぼれた。これによりフラゴソさんは重度のやけどを負い、専門病院で処置を受けたが、永久に消えない傷が残り、さらなる手術を要する可能性があると主張している。
 原告の弁護士によると、裁判では容器についてではなく、アップルサイダーの温度が安全基準を超えていたかどうかが争点になるという。
 ニューメキシコ州では20年前、マクドナルドで購入したコーヒーが膝にこぼれやけどを負ったとして、女性が同社を提訴。286万ドルの賠償金を受け取り、当時大きな話題となった。