ニックスの選手、銃不法所持で逮捕 離婚手続き中の妻の仕返しか

 ニューヨーク市警察庁(NYPD)は25日、銃の不法所持などの罪で、米バスケットボール協会(NBA)ニューヨーク・ニックスのガード、レイモンド・フェルトン容疑者を逮捕した。
 関係者によると、容疑者は未登録のベルギー製自動拳銃を銃弾が装填された状態で保管していた疑い。現在、離婚手続き中である妻のアリアーヌさんが24日午後7時ごろ、銃を警察に提出し、相談したことで発覚した。
 フェルトン容疑者は24日夜、マディソン・スクエア・ガーデンで行われたダラス・マーベリックス戦の試合終了後、弁護士に伴われマンハッタン区アッパーウエストの第20管轄所へ出頭した。
 ニックスのポイントガードを務める同容疑者は、2012〜13年のシーズン開始前に、同チームと3年間1000万ドルの契約を結んでいる。だが、先週のトレード期限前には、チームを放出されるとの噂が広まっていた。
 ニューヨーク市でプロのスポーツ選手が銃器の不法所持で逮捕されるのはこれが初めてではなく、08年にはNFLニューヨーク・ジャイアンツのプラキシコ・バレス元選手が、マンハッタン区内のナイトクラブで不法に所持していた拳銃を誤射し、自身の右大腿部を負傷、逮捕されている。