留学生の倍増目指す NJ州の3大学が促進プログラム

 ニュージャージー州の大学3校が、米国国外への留学生派遣を促進する新プログラム「ジェネレーション・スタディー・アブロード」に参加することが分かった。
 参加を表明したのは、ラトガース大学、リチャード・ストックトン・カレッジ、バーゲン・コミュニティー・カレッジの3校。
 ジェネレーション・スタディー・アブロードは非営利団体である米国国際教育研究所(IIE)の主催によるもので、高校生や大学生の海外留学促進を目的としている。同プログラムには現在、全米41州の150校が参加している。
 IIEによれば、2011年から12年の1年間で、米国からおよそ29万5000人の学生が海外に留学しているが、19年までにこれを60万人にまで増やすことを目標としているという。
 11〜12年に留学したニュージャージー州在住の学生は3036人で、前年に比べ100人減少。一方で、同期間に州内の短大および大学が受け入れた海外からの留学生は、1万5634人と非常に多かった。
 IIEのアラン・グッドマン所長は、「グローバリゼーションによって世界は変わりつつあり、雇用者は国際的なスキルと知識を持つ人材を求めている。留学は学位の重要な要素であり、未来のリーダーを育成する上で欠くことのできないものである」と語っている。
 IIEは今後、留学支援基金への協力を募り、優秀な学生に奨学金を与えるなどサポートしていく。