デ・ブラシオ市長の支持率伸び悩み 重なる失敗影響か
マリスト大学が7日に発表した世論調査によると、ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長の就任2カ月目の支持率が、39%であったことが分かった。
2002年に同大が実施した、マイケル・ブルームバーグ前市長の就任直後の支持率は50%だった。市の有権者の10%が市長の仕事ぶりを「素晴らしい」、29%が「満足」、37%が「普通」、20%が「不満」と回答。
人種別では、黒人の50%が「満足」、40%が「普通」、7%が「不満」、ラテン系の45%が「満足」、32%が「普通」、19%が「不満」、白人の30%が「満足」、34%が「普通」、30%が「不満」と答えている。
市長は、一般市民の利益を考えていると思うかとの問いに、全体の65%が「思う」、31%が「思わない」、4%が「わからない」と回答した。
市長の指導力については、全体の58%が「良い」、33%が「良くない」、9%が「わからない」と回答。
昨年の市長選で票の73%を獲得し、圧倒的大差で当選したにもかかわらず、これほど支持率が低迷した理由については、交通安全対策発表後に判明した自身の交通違反や、条例案のこう着状態などが影響しているものと考えられる。