ニューヨーク市衛生局が、きれいな街づくりプロジェクトの一環として、市内各地に新デザインのリサイクルごみ箱を設置。13日にはマンハッタン区のリンカーン・スクエアにも11個が新たに設置され、市当局はリンカーン・スクエア・ビジネス・インプルーブメント・ディストリクトのモニカ・ブラム代表と共に披露会見を行った。リサイクルごみ箱は2種類あり、青色はプラスチック容器やガラス・瓶用で、緑色は紙用と、種類別に分けられている。
会見であいさつした市衛生局長のジョン・ドーティ氏は、「スタイリッシュなデザインのこのリサイクルごみ箱は、市民にリサイクルに対する意識を高めてもらうことを目的として設置を開始したもの」と説明。ひとつ1050ドルもするといい、同氏は「最高級品」であると紹介した。
またこのリサイクルごみ箱は従来のものより頑丈で耐久性がある上、ドアに磁石が付いているため、開けっ放しも防止できる。また通常のごみ箱と離して設置することで、区別を明確にする。
ニューヨーク市のごみ排出量は、1人当たりに換算すると全米一と言われている一方、リサイクル率は他都市に大きく遅れをとっている。ドーティ氏は、人目につくリサイクルごみ箱を路上にいくつも設置することで、市民のリサイクルに対する意識を高めたいと説明している。
このリサイクル箱は同地域のほか、マンハッタン区アッパーウエストを含む5つの行政区の人通りの多い場所に、現在までに500個設置されており、4月1日までにさらに3500個設置される予定。