米ファストフードチェーン大手のバーガーキングが、スマートフォンで商品の支払いができるアプリを近日中に発表することが19日、分かった。
同社は、クーポンの取得やキャンペーン情報を閲覧できるアプリをすでに設けているが、今回ティルスター社が開発した決済用アプリは来月から開始となり、今後数カ月のうちに国内7000店舗での使用が可能となる。また店に向かう前に事前に注文ができるアプリも、現在準備中だという。
イリノイ州シカゴを拠点とする食品業界調査会社テクノミック社が2012年に行った調査によると、およそ19%の米国市民が携帯電話などのモバイル機器を使い、飲食店でのピックアップまたはデリバリーの注文をした経験があると回答している。今後も若者を中心に、アプリを使った注文の増加が見込まれる。
マクドナルドも、国内のおよそ1000店舗を対象とするアプリを試験的に開始しており、最寄りの店舗検索サービスや、メニュー、お得情報などを提供しているが、アプリによる支払いサービスは行なっていない。
飲食関係の中でもっともダウンロード数の多いスターバックスのアプリは、商品の支払い、店舗の検索、ポイントの確認などができる。