ブライアントパークに巨大な馬 スコットランドの文化伝える

ブライアントパークに設置されたインスタレーション「ケルピー」=21日(photo: Ichino)


 スコットランド地方出身の彫刻家アンディ・スコット氏による巨大な馬の頭像2体が現在、マンハッタン区のブライアントパークに展示されている。
 このインスタレーションは、スコットランド地方の民間伝承に登場する馬にちなみ、「ケルピー」と呼ばれる。
 ブライアントパークに展示されている作品は、スコットランドにある高さ100フィートに及ぶオリジナルの約10分の1の大きさで、スコット氏は「スコットランドの社会が発展するなか、馬が果たした役割を称えて制作した」と語った。
 同作品は、毎年米国とカナダで行われているスコットランドの文化や伝統を祝う「スコットランド・ウイーク(タータンデー)」の一環として展示されている。
 同園の管理団体であるブライアントパーク・コーポレーション代表取締役のダン・ビーデルマン氏は、「ブライアントパークは世界でも有数の公共スペースであり、芸術や文化を多くの人々に披露する場として最適。スコットランド文化を紹介する手助けができることを嬉しく思う」と語った。
 作品は4月22日まで展示される。詳細は、www.thekelpies.co.ukを参照。