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マンハッタン区ミッドタウンにあるニューヨーク市立大学ジャーナリズム大学院は20日、ニューヨーク州会計監査官のスコット・ストリンガー氏を迎え、外国語メディアの記者との意見交換会を行った。同氏は会計監査官の観点からニューヨークが抱える問題と今後について独自の見解を披露すると共に、集まった外国語メディアからの質問に応じた。同会には、同大のジャーナリズム専攻の学生も参加した。
同氏は「さまざまなコミュニティを代表するメディアのリーダーと話す機会を得られたことは、素晴らしい。ニューヨーク州の発展にとって、必要かつ重要なこと」だとあいさつし、州の最低賃金の引き上げや、女性・民族的マイノリティーへの雇用機会の促進などについて意見を述べた。
また同氏は、2013年第4四半期の州のテクノロジー分野における投資会社が、第3四半期と比べて16%増という目覚ましい成長を遂げたことを取り上げ、同分野へのさらなる投資を誓った。
記者からは、住宅問題、外国人や移民に対する雇用の拡大、外国語新聞社への支援など、人種・文化・生活区域の多種多様な人々の生活に直結した質問が数多く挙がった。質問に応じる中で同氏は、州の発展には公平性と多様性が欠かせないことから、公立学校に通う全ての子どもへの教育の重要性も指摘した。さらに、ニューヨーク市長のビル・デ・ブラシオ氏が力を入れている幼児ケア・教育支援政策(Pre-K)についても触れ、「Pre-Kに留まらず、乳幼児への教育やケアに対する支援プロジェクトも必要。しかし、さまざまなプロジェクトに対して、どのように予算を調達・分配するかを考えなければならない」と指摘した。 今回のような外国語メディアと同氏の意見交換会は、今後も継続される予定。
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