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ロウワーマンハッタンの世界貿易センター(WTC)跡地に建設が進められている9.11記念博物館が、5月21日にオープンすることが分かった。
25日の発表によれば、博物館の展示は大きくふたつに分けられており、このうち「イン・メモリアム」と名付けられた展示は、米中枢同時テロで命を落とした2977人の犠牲者に加え、1993年に同地で発生した別の爆発事件で亡くなった3人を追悼する内容のものとなる。
もう一方の「ヒストリカ」は、テロ攻撃の背景となった状況を分析し、同テロ事件が世界にどのような影響を及ぼしたかを紹介する展示で、犠牲者の遺品やがれきの一部、写真、音声やビデオ、実際に現場にいた人の証言などで構成される。
ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は声明で、「9.11記念博物館は、あの事件を直接またはテレビなどで目撃した人たちや、今も何が起きたのかを理解しようと苦しんでいる人など、すべての人々のためにある」と述べた。
また「これから先、9.11を歴史上の惨事として知ることになる若い世代にも、あの事件の恐ろしさと、そして同じことが二度と繰り返されてはならないということを伝えなくてはならない」とも語った。
WTC跡地では現在、同博物館のほか5棟の高層ビル、記念碑からなる新WTCの建設が進んでおり、このうち記念碑と一部のビルはすでに一般公開されている。
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