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ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は25日、2020年までに市内を走行するタクシー(通称イエローキャブ)の半数を車椅子対応に改良するための資金集めを目的に、タクシー料金に30セントのサーチャージを設ける条例案を提出した。
身体障害者の擁護団体が、営業許可を持つタクシーのうち車椅子に対応している車両が少なすぎるとして昨年、市を相手取り大規模な集団訴訟を起こし、和解していた。
これを受け市は、営業許可を持つタクシーの半数を、6年以内に車椅子対応車両に改良する旨を約束していた。
市には現在およそ1万3000台のタクシーが営業しているが、そのうち車椅子に対応できる車両はわずか231台だという。
この条例案は、来月末に予定されているタクシー・リムジン委員会(TLC)の公聴会で検討される。可決された場合、サーチャージの実施は来年からとなり、車体の改良は再来年から開始される見込み。
現在、タクシーの初乗り料金は2.50ドルで、5マイル毎に50セントが加算される。これに1回の乗車につき50セントの州税、月曜日から金曜日の午後4時〜8時までは1ドル、午後8時〜午前6時までは50セントの追加料金が加算される仕組みとなっており、条例案が可決されると、乗客が負担する料金がさらに増えることとなる。
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