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ことし4月より高校へ進学する日本の中学3年生17人が春休みを利用し、一流企業を訪問し学んだことを新聞記事にするという目的で3月25日から31日まで、ニューヨーク市内に滞在。学生らは記者になりきり、情報発信基地であるニューヨークをさまざまな角度から取材した。
学生らはグループに分かれ、トヨタ自動車や米国住友商事といった日系企業のほか、ブルームバーグやIBMなどの現地企業も訪問。各社ではオフィスツアーのほか、業界の第一線で活躍する社員の話を聞く機会も。「なぜこの会社で働こうと思ったのか?」「仕事のやりがいは?」「会社の今後の展望は?」など、積極的に質問を投げ掛けた。
またグループごとにテーマを決めて行う、独自取材にも挑戦。実際に現地の人々に話を聞いたり、リサーチをするなどして情報を集めた。
今回プログラムに参加したフェリス女学院中学校の安齋颯希さんは、「日本ではなかなかできない貴重な経験ができたし、視野が広がった。今後はもっと積極的に発言したり、いろんなことに挑戦したい」とコメント。また青稜高等学校へ進学する渡部暁さんは、「現地で働く日本人は『日本の発展のために』という気持ちで仕事に取り組んでいるという話を聞いて、感銘を受けた。将来は、自分もそのような気持ちを持って仕事ができれば」と語った。
「グローバル・チャレンジ・プログラム」(主催:H.I.S.、企画:コアネット教育総合研究所)と題したこの海外研修はグローバルな人材の育成を目的としており、今回が第1回目となる。
学生らは自分たちで行った取材をもとに新聞記事を作成し、29日に発表する。最優秀グループの記事は、教育フリーペーパー「edu sun(エデュサン)」の5月号に掲載される予定。
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