FBがオフィススペースを拡大 シリコンアレーに移転

 ソーシャル・ネットワーキング・サービスのフェイスブック(FB)が、ハイテク企業が密集するマンハッタン区南部のシリコンアレーに、これまでのオフィススペースより60%も広いオフィスを新しく構えることが判明した。
 FBは昨年6月、不動産投資信託企業ボーネイド・リアルティー・トラスト社と、同社が所有する同区ブロードウェー770番地にある15階建てのビルの7階と8階部分約9290平方メートルを、1平方フィート(約0.1平方メートル)あたり70ドルで10年間の賃借契約を交わした。
 フランク・ゲーリー氏のデザインによる新しいオフィスは、2008年に営業部としてオープンしたマディソン街のオフィスよりも約5574平方メートル広くなる。
 東8丁目と9丁目、ブロードウェーとラファイエット通りに四方を囲まれた約11万1500平方メートルの同ビルには、米大手インターネット・サービス会社AOLやオンライン・ニュースサイトのハフィントン・ポストも入居しており、付近のビルにはIBM傘下のグループなどの大手ハイテク企業がオフィスを構えている。