オバマケアの第1次加入期間最終日となった3月31日、制度への登録や保険加入手続きを行う連邦政府の保険取引所ウェブサイト(healthcare.gov)には多くのアクセスが集中し、約1時間にわたって新規のアカウント作成ができなくなるなどのトラブルが発生した。オバマケアは昨年10月、登録受付の開始直後にもウェブサイトのトラブルに見舞われ、反対派の批判の的となっていた。
一方で、第1次加入期間の登録者数については、当初の目標であった約700万人に達したことも分かった。
ジェイ・カーニー政府報道官はこれについて、議会予算局が登録者を600万人程度と予想していたことを指摘し、「我々が危機的状況から脱出し巻き返せるとは誰も思っていなかったようだが、実際にはやり遂げることができた」と話した。
また、共和党のジョン・バラッソ上院議員が「政府は登録者数を改ざんしているのではないか」と発言したことについて、「もし改ざんする気があるのなら、受付開始直後の10月か11月にすでにしていただろう」と、疑惑を一蹴した。
連邦政府のウェブサイトとは異なる独自の保険取引所サイトを開設して加入受付を行った全国14州のうち、ニューヨーク州ではこれまでで最高となる7000人が同時にログインするなど利用者が集中したが、大きな不具合は発生しなかった。