ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は3月27日、5月19日に市内で開催される予定の2014年度インターネット・ウイーク・ニューヨーク(IWNY)の開会式で基調演説を行う旨を発表した。インターネット・ビジネスとデジタル・カルチャーに焦点を当てた同イベントは、ことしで7回目となる。
市長は演説で、ニューヨーク市におけるハイテク業界の役割についての展望を示し、同業界特有の性質、市による援助計画、経済革新について言及する予定だという。
デ・ブラシオ市長は「テクノロジー産業はニューヨーク市でもっとも活気があり、重要な産業のひとつ」と位置付け、会見に同席した住宅・経済開発課助役のアリシア・グレン氏は「ハイテク業界は市内5区で変革を推進し、雇用を生み出す」とその重要性を語った。
IWNYでは市長の演説に加え、デジタル・ディレクターのジェシカ・シングルトン氏率いるNYCデジタルが、一連のディスカッションやワークショップを主催する。
同イベントは2008年に、マイケル・ブルーム前市長のメディアおよびエンターテインメント執務室の協力により発足。IWNYが同執務室などと共に12年に立ち上げた、同産業の発展とそこから生まれた雇用が一目でわかる「メイド・イン・NY・デジタル・マップ」上には現在、1000社以上のデジタル企業と、1500件以上の雇用機会が提示されている。