ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長が就任から100日を迎えるにあたり、このほど世論調査が実施され、同市長のこれまでの仕事ぶりや方針について、市民の約半数が好意的であることが分かった。
今回の調査では、デ・ブラシオ市長について「好感が持てる」と答えた人の割合は48%で、昨年12月に行われた就任前の調査から7%上昇した。「好感が持てない」と答えた人は26%、「まだわからない」とした人は25%だった。
世論調査の専門家はこれについて、「ニューヨーク市民の多くが、まだ同氏に対してはっきりとした評価を下していない。今のところ、市長の仕事ぶりを支持する人の方が多いことは確かだが、決定的な判断にはまだ至っていない」と指摘している。
また「デ・ブラシオ氏はニューヨーク市の市長にふさわしくない」と答えた人は15%、「これまでのところは市政に満足している」と答えた人は26%、「判断を下すには時期尚早」と答えた人は59%だった。
同市長は7日、ブルックリン区のイースト・ニューヨーク再開発プロジェクトの一環として、278戸の低価格住宅を建築する計画を発表。会見では、今後10年間で20万戸の低価格住宅を市民に提供する考えであることを強調した。