ブロンクス区西南部にある1ドル均一ショップで7日、商品が並べられていた陳列棚が落下し、買い物客ら8人が下敷きとなり負傷する事故が発生した。そのうち7人は重傷。
ニューヨーク市消防庁(FDNY)によると、事故は同日午後3時45分ごろ、同区メルローズ地区モリス通りにあるディスカウント・アウトレットで起きた。棚は連鎖的に崩れ落ち、3〜4本の通路の商品が落下した。
現場に居合わせた女性客は、「雷のような大きな音が響いたので振り返ってみると、店内がぐちゃぐちゃになっていた」と当時の様子を振り返る。また同店で買い物中の夫を店外で待っていた別の女性は、「女性の叫び声が外まで聞こえてきた」と証言。この女性の夫も商品の下敷きとなり、足を骨折したという。
FDNYによると、負傷者は全員近くの病院へ搬送された。骨折者は出たがいずれも命に別条はなく、容態は安定しているという。また建物への被害はなかった。
今回の事故で60人以上の消防士が駆けつけ、落下した商品をカートに乗せて、歩道へと運び出した。棚が落下した原因については、現在、捜査が進められている。