NYの今昔を探る 3万枚の歴史的写真を追加
ニューヨーク市記録情報サービス課はこのほど、3万枚の歴史的写真をウェブサイト上の公的写真アーカイブに新たに追加した。これにより、公開されている写真は全部で9万枚となった。
新しく追加されたのは、ニューヨーク市警察庁(NYPD)で政治組織の記録を担当していた外国人分隊が撮影した、マディソン・スクエアパークでの共産主義者の集会、1939年に行われた反ヒットラーパレードでの演説者、ロングアイランドで開催されたナチスのサマーキャンプ、ヒンデンブルク号爆発事故など、歴史的に重要な写真の数々。その他にも、NYPDの緊急対策業務部隊が1928〜41年の間に撮影した、自動車事故や飛行機事故の写真も含まれている。
これらの写真はすべて、市の記録文書資料として保管されている年代物の大判フィルム、ガラスネガ、カラースライド、100年前の映写機用スライド、35ミリのコダクローム、プリント写真などをスキャンしたもの。
関係者によると、ニューヨーク市が保管する記録文書資料には、まだスキャンされていない写真が数千枚あり、これらは今後すべてデジタル化され、アーカイブに追加される予定であるというが、公開日程は明らかにされていない。
これらの写真は、市記録課のウェブサイト(www.nyc.gov/html/records/html/gallery/home.shtml)で閲覧することができ、コピーを購入することもできる。