ニューヨーク市警察庁(NYPD)は13日までに、ブルックリン区内にある中学校の校内で17歳の少女に性的暴行を加えたとして、クイーンズ区ジャクソンハイツ在住で同校の用務員、ハーナン・ザパタ容疑者(51歳)を、強姦および拉致、監禁などの容疑で逮捕した。
ザパタ容疑者は12日午後、友人に会うために同校を訪れていた同校卒業生の少女を校内の無人の事務所内へ招き入れ、施錠した上で強姦した疑いが持たれている。同容疑者に犯罪歴はない。
ニューヨーク市教育局(DOE)が発表した声明によると、容疑者は同局の正式な職員ではなく、同校と契約している清掃会社から派遣された清掃担当の用務員で、20年間同校に勤務していたという。事件後に同校を解雇された容疑者は、DOEの施設では二度と働くことができない。
NYPD第88管轄署は事件が起きた学校名を公表していないが、同署が管轄するブルックリン区フォートグリーンまたはクリントンヒル周辺の中学校であると推測されている。
事件発覚後に米紙デイリーニューズの取材を受けたザパタ容疑者の娘ミシェルさん(21歳)は父親について、「毎日仕事が終わるとまっすぐに帰宅し、仕事が休みの日はいつも家族と過ごしていた。このような事件を起こすような人ではない」と、ショックを隠せない様子だった。