RELATED POST
ニューヨーク市内各所に設置された傘箱で、傘の貸出と返却が行える新ビジネス「ブレラボックス(brellaBox)」がこの春、試験的に始まる。ニューヨーカーにすっかりお馴染みとなった自転車シェアプログラム「シティバイク」とビジネスモデルが似ていることもあり、開始前から大きな注目を集めている。
同サービスは、最終的には市内500カ所の傘箱に置かれた傘を、12時間2.50ドルで借りることができ、返却はどの傘箱でも行えるというシステム。15ドルで買い取ることができるほか、年間会員制度の導入も予定されている。
同ビジネスの共同創設者であるジョン・オコナー氏によると、まずはことし5月または6月からマンハッタン区の金融街にあるイベント・レンタル・スペース「ウイ・ウォーク・チャージング・ブル」に傘箱を試験的に設置し、16時間限定でレンタルサービスを提供する。試験期間中は無料で、返却されなかった場合のみ料金をチャージする予定だという。
また現在も物流システムの詳細については調整中で、今後、資金調達が順調に進んだ場合は、2015年春までに本格展開する意向。
ニューヨーク市では捨てられた大量の傘や空き缶などにより、下水設備が詰まるなど環境に悪影響を及ぼしているため、高品質の傘を貸し出す同サービスにより、傘の投棄減少を目指す。
マンハッタン区内で傘の販売店を経営しているある女性は、「同サービスが環境の改善に役立つことは認めるが、長い目で見れば、高品質の傘を購入する方が経済的で賢明」だと主張している。だが、傘を消耗品と考えたり、品質や耐久性よりも軽量感を重視し傘の携帯を不便に感じる人々にとっては、良いアイデアであるとその価値も認めている。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
NYのレストランがLA火災山火事救援 あなたも参加できるイベント
-
ウェグマンズに待望の「寿司レストラン」がオープン 場所はマンハッタン、キーは現代的な日本食か
-
ブラウスやニットに合わせるイヤリング 4種の「NY流」組み合わせ方を紹介
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
ロス山火事、安否不明「多数」
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か