誤包装のウィンナーを回収 クラフト・フード、牛乳アレルギーの恐れも
米食品大手のクラフト・フード社は21日、出荷済みの製品の一部について、内容が包装とは異なるものだった可能性があるとして、約9万6000ポンド分を自主回収し始めたことを明らかにした。
問題となっているのは、同社の「オスカー・メイヤー・クラシック・ウィンナー(Oscar Mayer Classic Wieners)」として出荷された商品で、実際の中身とは別商品の「クラシック・チーズ・ドッグス(Classic Cheese Dogs)」と一部入れ替わっていた可能性があるという。
クラシック・チーズ・ドッグスには原材料に牛乳が含まれているため、牛乳アレルギーを持つ消費者に被害が出る恐れがあるとして、同社は回収に踏み切った。
これに関連し、米国農務省(USDA)食品安全検査局は、原材料には表示されていない牛乳が含まれているが、感染などの心配はないことを明言している。
回収対象となっている商品は、ターキー、鶏肉、豚肉入りのウィンナー(16オンスパック)のうち、消費期限表示が「2014年6月16日」、製品コードが「044700000632」と表示されているもの。
同社によれば、間違いに気づいた消費者が18日、同社に連絡したことから問題が発覚し、翌19日にUSDAに報告したという。
同社では消費者に対し、質問がある場合には顧客サービス部門(855-688-4386)に連絡するよう呼び掛けている。