年間最優秀パパはNJ州知事 子煩悩ぶりが高評価

年間最優秀父親賞に選ばれたNJ州のクリス・クリスティー知事(写真は公式ウェブサイトから)

 非営利団体「父の日・母の日委員会」は、第73回年間最優秀父親賞(ファザー・オブ・ザ・イヤー)に、ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事を選出した。
 10歳から20歳までの4人の子どもを持つクリスティー氏は、公式の場でのスピーチでも妻のメアリー・パットさんや子どもたちに関する話題を頻繁に持ち出す子煩悩ぶりで知られている。
 2011年には、高校生だった長男の野球の試合を観戦するために、州警察のヘリコプターを使って学校に駆け付けたことで非難を浴びた経験もあるほどだ。先日も、プリンストン大学に通う息子の野球部のチームメイトを知事公邸に招き、イースターを祝ったという。
 同賞は、家族や国民、慈善、礼儀、責任、敬意などのために身を捧げる、現代の“ライフスタイルリーダー”に贈られる。ことしはクリスティー氏の他にも、女性の靴を中心としたファッションブランドを展開する「カムート・グループ」の最高経営責任者ヴィンス・カムート氏も選ばれており、他の受賞者は現在選考中であるとのこと。過去には、ビル・クリントン元米大統領、ニューヨーク・ヤンキースの元選手ホルヘ・ポサダ氏、ニューヨーク市の前市長であるマイケル・ブルームバーグ氏、ジャーナリストのデビッド・グレゴリー氏などが受賞している。
 授賞式は6月4日午前11時15分から、マンハッタン区のヒルトンホテルで開催される。