ブルックリン生まれのブランドが渋谷に進出 アメアパ傘下で躍進

 ニューヨーク市ブルックリン区生まれのファッション・ブランド「オーク(OAK)」が、東京都渋谷区に日本初の店舗をオープンする。
 オークは、ブルックリン区グリーンポイントで10年前に創業。2013年に服飾大手アメリカン・アパレルに買収された後、ことしに入って売り上げを倍に伸ばすなど好調に成長を遂げており、米国内のほかにもパリやロンドンなどに全6店舗を展開している。
 東京では27日にアメリカン・アパレルレディース館にオープンする予定で、バギーパンツや大ぶりのサングラスなど、シックなハイストリート・ファッションを提案する。
 創業者のルイス・ターライン氏は今回の日本進出について、「オークは今も、これからもずっと、グリーンポイントを拠点とする会社。だが、われわれのリソースは信じられない速さで広がってきている」と話している。
 一方、親会社であるアメリカン・アパレルは過去数年にわたり経営難に直面していることが分かっている。同社の創業者であるダブ・チャーニー氏はオークについて、「今後5年間のうちに500万ドル規模のビジネスになるだろう」と予測するなど、危機打開の起爆剤として同ブランドの躍進に期待を寄せている。