新曲ビデオは人種差別? 批判殺到でも笑い飛ばすアヴリル

 カナダのシンガーソングライター、アヴリル・ラヴィーンさんが22日に発表した新曲「ハローキティ」のミュージックビデオが人種差別的であるとして、一部から非難されている。だが本人は「日本人が大好きよ」と述べ、これを笑い飛ばした。
 同ビデオは、カップケーキ模様のミニスカートを着用したラヴィーンさんが、お揃いの衣装を身にまとった4人の日本人バックダンサーと共に、東京の街を飛び回る、ポップでカラフルな内容。「ミンナ」「カワイイ」「サイコー」「アリガトウ」など、歌詞には日本語も使われており、ラヴィーンさんが寿司屋に行くシーンも登場する。
 だが、これらの描写が日本文化への偏見であるとして、ネットで大炎上。この事態を受けラヴィーンさんは23日、短文投稿サイトツイッター上で「差別? 大笑いだわ。私は日本の文化を愛している。日本にいるファンのみんなや日本のレーベル、振付師、ディレクターのために、東京に飛んでこのビデオを撮影したの」とのコメントを投稿している。
 米誌エンターテインメント・ウィークリーは「カナダ人歌手が、日本の文化をやみくもに崇拝している」と辛口のコメントをしているほか、音楽業界誌ビルボードは「どう考えても恥ずかしい」と批判的なコメントを載せている。
 動画投稿サイトのユーチューブでは、いったん投稿された同ビデオを視聴停止にしたが、現在は視聴可能となっている。