ニューヨークでは29日、米演劇界でもっとも権威のあるトニー賞のノミネート作品が発表された。授賞式は、6月8日に開催される。
最多10部門でノミネートされたのは、話題のミュージカル・コメディ「紳士のための愛と殺人の手引き(A Gentleman’s Guide to Love and Murder)」で、ロック・ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(Hedwig and the Angry Inch)」が8部門でこれに続いた。
ミュージカル作品賞には、1920年代のハーレムのジャズシーンを題材とした「アフター・ミッドナイト(After Midnight)」、ディズニー映画の舞台化「アラジン(Aladdin)」、歌手のキャロル・キングさんの半生を描いた「ビューティフル(Beautiful)」、「紳士のための愛と殺人の手引き」の4作品だった。
演劇作品賞には、「アクト・ワン(Act One)」、「オール・ザ・ウェイ(All the Way)」、「カーサ・ヴァレンティーナ(Casa Valentina)」、「マザーズ・アンド・サンズ(Mothers and Sons)」、「アウトサイド・ムリンガー(Outside Mullingar)」がノミネートされた。
人気俳優のジョナサン・グロフさんと女優ルーシー・リューさんがノミネート作品の発表を行ったほか、授賞式で司会を務める予定の俳優ヒュー・ジャックマンさんが突然ステージに登場するサプライズもあった。
マンハッタン区のラジオ・シティ・ミュージックホールで行われる授賞式の模様は、CBS局系で生中継される。
詳細は、www.tonyawards.comを参照。