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ニューヨーク市の自転車シェアプログラム「シティバイク」の駐輪場がホテルの景観を損なっているうえ、交通を阻害しているとして、マンハッタン区の高級ホテル「プラザ・ホテル」が市を相手取り起こした訴訟で、州最高裁判所は4月29日、原告の訴えを却下し、駐輪場の設置場所に問題はないとする判決を下した。
シンシア・カーン判事は、「駐輪場の設置にあたり、ニューヨーク市当局は事前に適切な調査を行っている。ホテルの周辺には駐車中の一般車両やバス停、売店などがあり、駐輪場の設置により著しく景観が損なわれ、交通状況が悪化したとは考えられない」と結論付けた。
プラザ・ホテルの前には、小説や映画などにもたびたび登場するグランド・アーミー・プラザがあり、広場にあるピューリッツアー噴水とともにニューヨークの観光名所のひとつとなっている。ホテル側は「企業名が大きく掲げられた駐輪場は、こうした歴史的建造物にはそぐわない」と訴えていた。
またプラザ・ホテルは一般用のコンドミニアムも併設しており、駐輪場の設置が宿泊客や住人が利用するリムジンの通行の妨げになっている旨も指摘していた。
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