ヨーグルトをNY州のご当地スナックに


 ニューヨーク州議会は6日、ヨーグルトを同州の正式な「ご当地スナック」として定める法案について審議し、52対8で可決した。
 法案提出者の共和党上院議員マイケル・ランゼンホファー氏によると、このアイデアは州内のある小学校から出されたものであるという。
 同州北部では昨今、ヨーグルト生産加工業の成長が著しく、主成分である牛乳の需要が増加している。同氏は、「ヨーグルトは酪農業界の発展をサポートする景気向上のけん引役である」として、州におけるその重要性を主張している。
 同法案の可決に至るまでは長期にわたり、ユーモアのある議論が繰り広げられてきた。民主党上院議員リズ・クルーガー氏は「ヨーグルトを州の正式なご当地スナックと定めることは、乳糖不耐症を患う人々への配慮に欠ける」と反対し、また民主党上院議員ガスタボ・リベラ氏は「朝食として食べる場合でも、果たして『スナック』と呼べるのか」といった疑問を投げ掛けている。さらに別の議員は「ご当地スナックは、果物やキャンディにするべき」だと提案した。
 同法案は今後、下院の承認を受ける必要がある。