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NYで楽しむ日本の祭り
日本文化の啓蒙と日米交流を目的とした第8回「Japan Day@セントラルパーク」が、母の日に当たる11日、マンハッタン区のセントラルパークで開催された。同日は初夏を思わせる晴天に恵まれ、過去最高となる5万人が来場。在米邦人やニューヨーカーらは、日本の魅力を五感で楽しんだ。
ことしも、4マイルマラソンとキッズランの「ジャパン・ラン」と、ステージパフォーマンスやアクティビティー、フードの「ジャパンデー・フェスティバル」の2部構成で行われた。
ジャパンデー・フェスティバルのアクティビティーテントでは新たに、NHK衛星放送によるニュースリポート体験コーナーが登場。実際のスタジオ設備が用意されたブースで来場者は滑舌の練習をし、その後、キャスターになりきってニュース原稿の読み上げに挑戦した。
また、恒例の書道やおりがみ、歌舞伎のフェイスペインティング、浴衣の試着などの日本文化を体験できるアクティビティーも大盛況で、子どもから大人までが楽しむ姿が見受けられた。
フードコートではラーメンやお好み焼きなどの日本食が無料で振る舞われ、各テントには例年通り長蛇の列ができた。
友人とアニメキャラクターのコスチュームを着て来場したアップステート在住の女子高生は「毎年フードを楽しみにしている。待ち時間は長いけど、賑わっている感じが『日本のお祭り』という感じで楽しい」とコメント。
メーンステージでは、アートコンテストの表彰式と、さまざまなアーティストによるパフォーマンスが行われた。演出家の宮本亜門さんも参加した表彰式では、同イベントの公式ポスターに採用された最優秀賞の野津道子さんや、亜門賞と佳作の受賞者にもそれぞれ賞状が授与された。
園内のバンドシェルで行われたパフォーマンスでは、僧太鼓やCOBUが軽快な太鼓で祭りを盛り上げたほか、空手や津軽三味線など日本らしいショーも人気を集めた。
スペシャルパフォーマンスでは、ジャズピアニストの大江千里さんが懐かしい日本の歌をアレンジした「365歩のマーチ」や、東日本大震災後に作曲した「ピース」を含む全4曲を演奏。またソニンさんとジェロさんも、圧巻の歌声を披露した。
会場は朝早くから多くの来場者で賑わいを見せ、人種や言葉の壁を超えて愛される日本文化を再確認する日となった。
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