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子どもとメディアの関係を研究する非営利団体コモンセンス・メディアが発表した最新の調査結果によると、米国の子どもが勉強以外に楽しみとして読書をする時間は20年前に比べると大幅に減少しており、人種による読解力の差もほとんど解消されていないことが分かった。
国内の研究やデータベースの記録を分析して行われた今回の調査によると、9歳の子どもで「週に1回以上読書をする」と答えた人は1984年には81%だったが、2013年には76%へと減少した。
読書習慣のある子どもは10代になるとさらに減り、13歳の3分の1、17歳の約半数は「1年に2回以下しか読書をしない」と答えている。
また読解力については、全国の小学4年生のうち「熟達レベル」に達しているのはわずか3分の1で、「基礎レベル」以下が3分の1であることが分かっている。
人種別の統計では、白人の子どもの46%が「熟達レベル」であるのに対し、アフリカ系は18%、ヒスパニック系は20%のみがこれに該当。同数値は過去20年間でほぼ変化が見られない。
同調査では、子どもの読書時間を増やす方法として、親子で本を読む時間を作ったり、親自身がもっと読書時間を増やしてお手本となることなどを挙げている。
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