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米国では、ペットフードの安全性が問われている（©Tina Phillips）
米食品医薬品局（ＦＤＡ）はこのほど、ペット用おやつジャーキーが原因と思われる病気で、全米で1000匹以上の犬の死亡が報告されていると発表した。また、おやつが原因で病気にかかったペットの数は2007年以来、5000匹に上る旨も明らかにした。
病気のほとんどは胃腸あるいは肝臓に関するもので、その他は腎臓と泌尿器に関わる疾患であったとされている。しかし現時点でＦＤＡは、これらの原因の特定には至っていない。
ただし、報告された事例の多くが、ペットが鶏肉か鴨肉を使ったおやつジャーキーを食べた後に発症しており、これらのジャーキーのほとんどが中国から輸入されていることが判明している。
病気の報告を受け、昨年自主回収が行われた商品もあるが、ＦＤＡへの病気の報告はその後も続いている。
これを受けＦＤＡはペットのオーナーに対し、ペットに与える餌は必ずラベルを確認し、どのような食材を使い、どこで製造されたものであるかに注意するよう促している。
だが、例え「米国産」と書かれていても、原材料に中国産や他の国のものが使用されている可能性があり安心はできないため、ペットにおう吐や下痢、元気がないといった症状があれば、直ちに獣医に診察してもらうよう呼び掛けている。
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