独立記念日の花火、 ことしはイースト川から ジャージーシティからも打ち上げ

全米最大規模を誇るメイシーズの花火大会。毎年、300万人が観賞すると言われている(©Macy's)


 米大手百貨店メイシーズが主催する毎年恒例の独立記念日の花火大会の打ち上げ場所が、ことしはハドソン川からイーストリバーに移ることを受け、ニュージャージー州ジャージーシティのスティーブン・フロプ市長は27日、同市でも別途、花火の打ち上げを行う旨を発表した。
 花火の打ち上げは、以前もイーストリバーで行われていたが、過去5年間はハドソンリバーで実施されていたため、対岸のニュージャージー州側からも花火を楽しむことができた。だが、ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長が先月、ことしはイーストリバーから打ち上げるようメイシーズを説得したため、今回の決定が下されていた。   
 フロプ市長は、多くのニュージャージー州民がことしは花火が見られなくなると落胆していたことを受け、同市のリバティ・ステートパークで花火の打ち上げを行うことを決定。同州民は、自由の女神を背景に、ライブミュージックと花火を楽しむことができるようになった。同市長は、花火打ち上げの模様をテレビで実況中継する可能性についても触れている。
 ジャージーシティの花火の打ち上げにかかる費用は、バドワイザーやサンテックス・マリナなどの企業スポンサーが負担するため、州民の税金を費やす必要がないとのこと。
 ハドソン川の対岸に住むニューヨーク市側の住民の一部も、花火を楽しむことができることになる。

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