地元紙エー・エム・ニューヨークがこのほど、出前注文サイトの米グラブハブとシームレスの協力のもと、ニューヨーク市内の出前人気メニューに関する調査を実施。5つの行政区(マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテン島)別で見ると、注文の多い商品が地域別にまったく異なることが判明した。
今回の調査で、マンハッタン区では肉や魚、野菜をペイストリーで包んだラテン料理の「エンパナーダ」が首位を占めており、他の行政区と比較すると110%以上のオーダー率であった。
その一方で、クイーンズ区では「エッグサンドイッチ」の人気が高く、注文率は他の行政区より240%も高かった。
またブルックリン区の最多注文メニューは「スムージー」で、ブロンクス区ではメキシコ料理の「トスターダ」が群を抜いて需要があるようだ。イタリア系移民の多いスタテン島では、「ライスボール」が首位だった。
「人種の坩堝」と言われるニューヨーク市は地域ごとに独自の文化が根付いており、食の趣向もそれそれぞれの地区では違うようだ。
食に焦点を当てたブログ「NYCtastes」を執筆するステファニー・アーノルドさんは、「ソーシャルメディアの普及、デリバリー使用率の増加などが、ニューヨークの多彩な食文化を支えているのでは」との見解を示している。
マンハッタン区
1位エンパナーダ(Empanda)
2位パッタイ(Pad Thai)
3位ダンプリング(Dumplings)
ブルックリン区
1位スムージー(Smoothie)
2位ブリトー (Burrito)
3位テリヤキ(Teriyaki)
クイーンズ区
1位エッグサンドイッチ(Egg Sandwich)
2位ギロ/ジャイロ(Gyro)
3位チリ(Chili)
ブロンクス区
1位トスターダ(Tostada)
2位フラン(Flan)
3位プランテイン(Plantain)
スタテン島
1位ライスボ−ル(Rice Ball)
2位ゼッポレ(Zeppole)
3位カルツォーネ(Calzone)
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