米電話会社AT&Tは5月27日、マンハッタン区ミートパッキングにある空中公園ハイラインで、無料ワイファイ(Wi-Fi)のサービスを開始した。
対象は、同区西14丁目から16丁目までの区間。この周辺は、並べられたサンデッキの上で日光浴をする人々や、チェルシーマーケットの各店で購入した飲食物を楽しむ人々が集まる人気のエリア。市公園局の民間パートナーで非営利団体のフレンド・オブ・ハイラインや公園利用者らは、今後、公園全体でサービスが利用できるようにと、強く望んでいる。
AT&Tは3年前から無料Wi-Fiサービスを開始し、現在、市内21の公園で利用できるようになった。同社の記録によると、2013年には1日におよそ1万人が同サービスを利用したという。
同社ニューヨーク州代表のメリッサ・ショレンスタイン氏は、「公園でのWi-Fiサービスの利用者は、我々の予想を上回っており、今後も我社の顧客とすべてのニューヨーカーの要望に応じることができるよう尽力する」との声明を発表している。
ハイラインは廃線となっていた高架鉄道跡を利用した空中公園で、ニューヨーカーの憩いの場としてだけではなく、人気観光スポットにもなっている。