隠された追加料金に注意 契約書の規定は必読


 何かにつけ、追加料金が請求される昨今であるが、消費者が付加された料金を認識せずに支払っているケースが多々あるようだ。
 航空会社の中には、許容範囲外の荷物を預ける際や足元の広い座席の指定、機内で飲むミネラルウォーター代まで追加請求する会社があるが、地元ニュース局CBS2によると、アメリカン航空やUSエアウェイズでは、Eチケットでなく、従来の紙の航空券を利用する客には50ドルの発券費用を加算しているという。
 追加料金は航空業界に限らず、一部の食料品店では買い物袋を有料としており、ファストフード店では、ケチャップやマスタードなど追加の調味料にも代金を加算する店がある。
 また、タイヤに空気を入れるサービスを有料としている給油所もあるが、現金ではなくクレジットカードでガソリン代を支払う場合、1ガロン毎に16セントを加算するというところもあるという。
 さらに一部の銀行では、残高が一定の金額に満たない場合、月最高25ドルの手数料を加算するところも。クレジットカード会社には、支払期限以降の支払いに15ドルの延滞金を加算したり、限度額を超えての利用に最高40ドルの手数料を加算する会社もある。
 これらの見えない追加料金の手数料などを避けるためには、契約書の規定を十分に読むことがもっとも大事であると言えそうだ。