ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は6日、2016年の民主党全国大会の開催地として、ブルックリン区のバークレイズセンターを主要会場の候補に挙げる意向を表明した。
マンハッタン区のマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)ではなく、ブルックリン区の会場を提案した理由として「今までの伝統から脱する良い機会となり、同区が選ばれることになれば、こういった新たな取り組みへの姿勢が、民主党の獲得選挙人数の競争が激しい州での戦いを有利に進める助けになるだろう」としている。
民主党全国委員会のデビー・ワサーマン・シュルツ委員長に宛てた書簡によると、バークレイズセンターの他にも、ブルックリン美術館、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)、マンハッタン区のアメリカ自然史博物館、ブロンクス区のニューヨーク植物園などが第2候補として挙げられているという。
デ・ブラシオ市長は、同じくこの書簡の中で「ニューヨーク市の革新的な精神はかつてなく強く、これほどまでに鮮明だったことはない。民主党の根幹である多様性と他を受け入れる思いやりは、この市の精神の一部。これは必ずや民主党と国を魅了するだろう」と伝えている。
MSGではこれまでに、共和党全国大会が1度、民主党全国大会が4回開催されている。
ニューヨーク市は、今回立候補した他の15都市と競うことになる。