ヨーグルトをNY州のご当地スナックに 下院議会も法案承認

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 ニューヨーク州下院議会は11日、ヨーグルトを同州の正式な「ご当地スナック」として定める法案について審議し、85対1で可決した。同法案は先月すでに上院議会を52対8で通過しており、アンドリュー・クオモ州知事が署名すれば、施行される。
 ヨーグルトをニューヨーク州のご当地スナックに―というアイデアは、もともと州内のある小学校から出されたもの。同法案の可決に至るまでは長期にわたり、ユーモアのある議論が行われてきた。
 先月、同法案について上院議会で審議した際には、45分間の熱い論議が繰り広げられた。民主党上院議員のガスタボ・リベラ氏が、法案提出者の共和党上院議員マイケル・ランゼンホファー氏に「そもそも何を以て『スナック』というのか」と疑問を投げ掛けると、ランゼンホファー氏が「簡単なことだ。1日3食の合間にとるのがスナック」と切り返した場面も。
 また、民主党上院議員リズ・クルーガー氏は「ヨーグルトを州の正式なご当地スナックと定めることは、乳糖不耐症を患う人々への配慮に欠ける」と反対したことから、豆乳ヨーグルトの良し悪しについての議論に発展。ランゼンホファー氏は「どんな種類のヨーグルトを食べるのかは個人の自由」と説明した。
 この議論の様子はその後、トークショーでパロディーのネタにされるなど、話題となっていた。