独立記念日の花火大会 経済効果に期待大
ニューヨークの老舗百貨店メイシーズが主催する夏の風物詩、独立記念日の花火大会が、ことしも目前に迫っている。昨年までのハドソン川沿いに代わり、ことしはマンハッタン島の東側を流れるイースト川側から花火が打ち上げられるため、ブルックリン区を含む市内の広い範囲から花火を見ることができる。このため、市内のホテルやバーでは花火鑑賞パーティーなど多くのイベントが企画され、経済効果が期待されている。
若者に人気のブルックリン区ウィリアムズバーグにあるワイス・ホテルでは、軽食やビールを楽しみながら花火を見物できる屋上パーティーを開催する。同ホテルでは、入場料30ドルでチケットを売り出したところ、すぐに完売になったという。
また、高さ100フィートの屋上から花火を眺めることができるロングアイランドシティのZ NYCホテルでは、入場料125ドルのパーティーを開催。このほか、マンハッタン区イーストサイドのホテルPOD39でも、同様のパーティーの予約を75ドルで受付けている(25日現在)。
市内各地のバーやレストランでも予約が殺到しており、人気店では位置的に花火が見えるかどうか保証ができないと伝えているものの、数カ月前から予約が入っているところもあるという。
なお、ことしの花火大会をイースト川沿いで行うことを決定したニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は、今後はハドソン川側とイースト川側で毎年交互に花火の打ち上げを行うことを提案している。