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2014.06.25 NEWS

ユニオンスクエア・カフェ閉店へ 家賃高騰のあおり受け

 ニューヨークのレストラン業界の大物ダニー・マイヤー氏が経営する有名店「ユニオンスクエア・カフェ」がリース契約の終了に伴い、現在の店舗を2015年に閉店することが分かった。現在、移転場所を物色中であるという。
 マンハッタン区東16丁目でおよそ30年間営業を続けてきた老舗は、来年の12月でリース契約が満了するが、同店舗を所有する不動産業社デビッド・エリス・リアルエステイト(DER社)と契約内容について折り合いがつかず、閉店を強いられることとなった。両者は1年以上にわたり、15年のリース契約更新について交渉を続けてきたが、お互いが希望した条件があまりにもかけ離れていたという。
 マイヤー氏は、近年の家賃高騰が閉店の原因であると非難し、「有名レストランだからといって、家賃の値上げを免除されるようなことはない」と、地元紙ニューヨーク・タイムズに不満を漏らした。
 一方、DER社のアリ・エリス氏は「ダニー・マイヤーのレストランがテナントになってくれるなら、と無理を聞いてくれる家主もどこかにいるだろう」と、楽観的な意見を述べている。
 マイヤー氏が運営するユニオンスクエア・ホスピタリティー・グループは、グルメハンバーガーチェーンの「シェイク・シャック」や高級レストラン「グラマシー・タバーン」なども経営している。

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