グラセンに新フードホール誕生へ 世界的セレブシェフが運営


 ニューヨーク市と州都市交通局(MTA)は25日、マンハッタン区のグランドセントラル駅バンダービルトホール内に新設される予定のフードホールの運営権について、デンマークの首都コペンハーゲンにある超一流店「ノーマ」の共同創設者で、世界的なセレブシェフのクラウス・メイヤー氏(50歳)に任せることで合意したと発表した。
 およそ1万6000平方フィート(約1486平方メートル)のスペースにオープンする予定の同フードホールは、100席を有する北欧料理店を中心に、カジュアルダイニングや小売店など、バラエティー豊かな店舗が並ぶこととなる。
 MTAはフードホールの賃貸料について、最初の1年間は180万ドル、2年目からは200万ドル、11年目以降は282万ドルと設定し、これに売上高率が加算される。
 フードホール内のすべての店舗は、2年以内に営業を開始する予定。
 大理石が敷きつめられたバンダービルトホールは、1996年までは駅のメーン待合室として使用されていた。その後、ホリデーショップをはじめとするさまざまなイベントの開催場として使用されてきた。
 ノーマは、英レストラン誌の2014年度版ランキング「世界のベスト・レストラン50」で1位に選ばれた名店で、ミシュランの2つ星も獲得している。