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マンハッタン区の連邦地方裁判所は6月30日、共犯者と共に複数の女性を誘拐し、殺害してその肉を食べる計画を立てていたとして、2013年に有罪判決を受けた元警官の上告を認め、下級審判決を覆す判決を下した。
連邦地裁のポール・G・ガーデフェ判事は、「証拠記録に残された誘拐に関するインターネット上のやりとりは、単なる妄想である可能性が高く、証拠不十分である」と、判決理由を述べた。
ニューヨーク市警察庁(NYPD)の元警官ジルベルト・バーレ元被告の弁護士は、「被告には、好きなことを妄想することが許される憲法で守られた権利があるはずだ」と主張していた。
一方、検察側は「被告は、妻や5人の知人女性を誘拐する計画を立て、警察のデータベースでそれらの女性について調べたり、クロロフォルムを用いて人を気絶させる方法をインターネットで検索。また標的としていた女性の自宅に張り込むなど、既に行動を起こしている」と主張していた。
元被告は、誘拐共謀および警察の捜査用データベースに不正にアクセスした罪で、終身刑の判決を受け服役中であった。誘拐共謀罪については無罪となったものの、不正アクセスについては有罪のままであるが、同罪は最高でも実刑1年のため、12年から服役していた元被告に、さらなる服役を命じられる可能性は低い。
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