「ジャイロ」や「チキン・オーバー・ライス」などの中東料理を販売する人気フードベンダーチェーン「ハラール・ガイズ」が、同チェーンの名称をまねて同様の商売を行っている業者を相手取り、マンハッタン区連邦裁判所に提訴した。
起訴状によると、原告が運営する複数のベンダーのうち、同区西53丁目と6番街にあるベンダーの販売員が、昨年同ブロックで同チェーンの名称に酷似した「ハラール・ガイズ・オブ・ニューヨーク」と名乗るベンダーが営業しているのを発見した。同チェーンは紛らわしい名称を使用されることにより、「業務上の信用および評判が落ちる危険にさらされる」として、偽ベンダーの代表ムスタファ・エルナガーさんを提訴。名称変更および同チェーンが被ったとされる金銭的損害の賠償を求めているが、賠償額は明らかにされていない。
ハラール・ガイズは、ヒルトンホテルが所在する53丁目と6番街の南西角にあり、同チェーンの本店にあたるベンダーをはじめ、西53丁目と7番街、ラガーディア・コミュニティーカレッジなどにも出店している。
同チェーンは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「フェイスブック(facebook)」上で、偽ベンダーに関する警告および正式なベンダーの位置情報を発表している。