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マンハッタン区の劇場街、ブロードウェーはディズニーなどのキャラクターの着ぐるみを着た大道芸人で溢れており、通行人や観光客に向かってポーズをとり、強引に一緒に写真撮影をさせたあげく、しつこく料金を請求するという手口で稼いでいるという。
ブロードウェー・リーグの専務取締役シャーロット・セント・マーティン氏によると、金を払わない通行人に暴力を振うなどの問題も発生しており、その影響でブロードウェーから客足が遠のき、チケットの売り上げも低迷しているという。同地のプロモーションを行う非営利団体タイムズスクエア・アライアンス(TSA)が9日に開催したミーティングでも、もっぱらその話題で持ち切りだったという。また、同団体が先月非公式に調査したところ、エルモや自由の女神などに扮し、通行人に支払いを求めている大道芸人は1日で76人もいたという。
ブロードウェーで通行人を対象に実施したアンケート調査では、半数の回答者が「着ぐるみを着た大道芸人から嫌がらせを受けた」と答えた。
ニューヨーク市議会員のダン・ギャロードニック氏は、こうした問題の解決策として、ライセンス制度の導入を推奨し、ディズニーなどのキャラクターが金儲けに利用されるのを防ぐ必要があると指摘する。
一方で、ミッキーマウスなどのキャラクターになりきった大道芸人たちは「生活のためにやっている」と主張。ある男性は「真面目に働いているだけで、誰にも迷惑をかけていない」と述べた。
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