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©Grant Cochrane
米カジノホテル運営会社トランプ・エンターテインメント・リゾーツは12日、同社がニュージャージー州アトランティックシティに所有するトランプ・プラザ・カジノを９月中旬に閉鎖する予定であると発表した。
ＡＰ通信社によると、正式な最終決定はまだ下されていないが、９月16日の営業終了はほぼ確実で、14日には同施設の1000人を超える従業員に閉鎖を伝える通知書が発送された。
ことし１月にアトランティック・クラブが閉鎖し、来月にはショーボートが閉鎖の予定。破産裁判所で買い手がなければレベルも閉鎖を余儀なくされるなど、ことし１月１日に12軒あったカジノが、９月末までに８軒に減る見通し。同エリアのカジノ従業員の約４分の１に当たる7000人は、60日以内に職を失うといい、これでアトランティックシティは９カ月足らずの間に３分の１のカジノと４分の１の従業員を失うことになる。
同エリア最大のカジノ労働組合の代表は、一連の閉鎖は州の観光産業および税収に打撃を与えるとして、閉鎖を阻止するよう州議会に要請している。
アトランティックシティは２年前まで、ネバダ州ラスベガスに次ぐ全米２番目のカジノ市場だったが、現在はペンシルベニア州に追い抜かれている。専門家によると、米北東部はカジノ飽和状態にあるという。
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