米マイクロソフト社(MS社)がこのほど、来年末までに総社員数12万5000人の約14%にあたる1万8000人を解雇する計画であると発表した。これは、同社始まって以来の最大規模のレイオフとなる。
半年以内にまず1万3000人を解雇する予定。これは、同社がことしノキアを買収したことによる余剰人員の削減が主な理由で、解雇対象者の大部分にあたる1万2500人は旧ノキアの社員だという。
解雇の対象地域については公表されていないが、同社の本社があるワシントン州ピュジェット・サウンドでは、約3%にあたる1351人が解雇の対象になるという。
また同社は今後、携帯電話およびオフィス365、ウィンドウズ・フォン、スカイプなどの生産性の高いソフトウェアの開発に伴って、5500人の人員削減を予定している。しかし、戦略的分野では新規採用を行うと予定。
レイオフに伴い同社には、今後1年間で約16億ドルの損失が見込まれる。
また、大規模レイオフの発表を受け、株式市場では17日の午前の取引で、同社の株価が3%以上上昇した。