タトゥーを除去しないなら、解雇処分—。米コーヒーチェーン大手スターバックスでバリスタとして勤務するミシガン州の27歳女性がこのほど、同社にタトゥーを消すよう強要されていたことが分かった。
フォックスニュースが伝えたところによると、女性は左手の親指の付け根部分に、1セント大のハートのタトゥーがある。5年前から同社に勤務しており、これまで勧告を受けたことがなかったが、最近になって突然エリアマネジャーから「30日以内に除去しなければ、解雇処分になる」との通達を受けたという。
同社は社員およびアルバイトスタッフの身だしなみや教育に関するガイドラインを設けており、タトゥーに関しては目に見えるところに入れることを禁止している。
フォックスニュースの取材を受けた同社の広報担当者はガイドラインの内容について概ね認めており、「そのことは社員またはアルバイト候補者全員に、面接時に伝えている」と指摘した。
今回勧告を受けた女性は今後もタトゥーを除去するつもりはないようで、「残念だが、退社するつもりでいる」とのこと。