ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は16日、ブルックリン区で行われた記者会見で、2012年10月に米北東部を襲ったハリケーン・サンディの被害を受けた家屋の修理や建て直し、費用の支払いを急ぐと発表した。
同市長がことし1月1日に就任して以来、市は132件の家屋復旧工事に着手し、その内の30件は既に完了。また、総額637万ドルを超える397枚の小切手が発行された。市はレイバーデーまでに、500件の復旧工事と500枚の小切手の支払いを目標としている。
市が実施するハリケーン「サンディ」被害救済プログラム「ビルト・イット・バック・サンディーリリーフ」は、ことし始め収入を考慮しないなど、受給資格範囲を拡大した。また手続き効率化の一環として、同プログラム及び運営局、職員の増員も行っている。
市住宅復旧事務所のアミー・ピーターソン氏は、「約2万軒の救済希望家屋の中から、1万5000軒の家屋が救済認定を受けた。そのほとんどが修理のみを必要とする家屋だったが、低地にあった多くの家屋では土台を高くする工事が必要とされ、うち750軒は建て直しが必要」と述べている。