ＮＹＰＤが訓練法の見直し　警官が首絞め殺害

07/25/2014

　ニューヨーク市警察（ＮＹＰＤ）の本部長ビル・ブラットン氏は22日、ＮＹＰＤ本部で行われた記者会見で「３万5000人の全警官に、武力行使に関する広範囲な教育を行う事が必要である」とし、「また複数の警官をカリフォルニア州ロサンジェルス市警に派遣し、警官の武力行使により大きな議論を引き起こした過去がある同市警が、どのように訓練法を学んだかをニューヨーク市警官にも学ばせるつもりだ」と、訓練方法の徹底した見直しを命じた。
　これはスタテン島在住のエリック・ガーナー容疑者（43歳）が違法たばこを販売していた疑いで逮捕される際に、同市警察に勤務しているダニエル・パンタレオ警察官が、約136キロを超える同容疑者の背後から腕を回し、首を絞めたという事件を受けてのこと。その後に同容疑者は「息ができない」と訴えて意識を失い、搬送先の病院で心臓停止による死亡が確認されたという。
　ＮＹＰＤは20年以上前に、首を絞める行使を禁止していたという。