メッツが売上の一部を寄付 万博NY州パビリオン存続のため


 クイーンズ区のシティ・フィールドに本拠地を置く米メジャーリーグ球団(MBL)ニューヨーク・メッツがこのほど、8月1日に行われるホームゲームのチケット売り上げの一部を、万国博覧会で建設されたニューヨーク州パビリオンの保存活動をする擁護団体に寄付することを発表した。
 これは、メッツのウェブサイトを通して購入したチケット1枚につき5ドルを擁護団体「ピープル・フォー・ザ・パビリオン(PFP)」に寄付するというもの。
 また、同サイトからチケットを購入したファンは、メッツのチームカラーであるブルーとオレンジを使い、パビリオンがデザインされた限定Tシャツがもらえるという特典もある。
 メッツが現在のシティ・フィールドに移転する前に、本拠地として長年使用してきたシェイ・スタジアムに移った年はこの万国博覧会が開催された年と同じ1964年だった。
 また、同団体の共同代表マシュー・シルバ氏は「たくさんの人が同サイトからチケットを購入してくれれば、それだけパビリオンの存続が望まれているという証になる」と語った。