ブルックリン区のウィリアムズバーグにある地ビール醸造「ブルックリン・ブリュワリー」のゼネラルマネージャー、エリック・オタウェー氏はこのほど、新醸造所の建設地としてニューヨーク市スタテン島とパットナム郡ロウワー・ハドソン・バレーを検討していることを明らかにした。
より有力な候補地としてあがっているスタテン島は港やハイウェーに近く、鉄道へのアクセスや上下水道インフラも良好であり、新醸造所に求められる条件を満たしている。
米誌クレインズ・ニューヨークによると、新拠点の建設地探しに協力しているニューヨーク市地域経済開発評議会の報告書には、スタテン島案についての詳細が記されているという。
ブルックリン・ブリュワリーは、世界各国で高まる需要に対応するため生産量の増加を迫られており、2017年までには新たな醸造所を完成させたい意向を見せている。
なおオタウェー氏は、新しく醸造所が建設されたあとも、ウィリアムズバーグの元祖醸造所でも地ビールを生産し続ける予定だと述べている。